今年も、小松島市の『瑞穂の郷』にて農業体験をしました。

まずは、5月下旬に田植え体験をしました。田んぼに裸足で入る感触に「つめた~!」「きもちいい!」「きもちわるい~」などと様々な声が飛び交っていました。

 

そして、苗を植える前に土を柔らかくする「代搔き」。

子どもたちが田んぼの中で走ったり、遊んだりして楽しんでいました。

次はいよいよ、苗を植えます。
苗を優しく持ち、倒れないように植えていました。
大きく育つことを楽しみにこの日は帰りました。

その後は、成長している稲を写真に撮って見せてもらい、稲刈りまでを楽しみに待っていた子どもたち。

6月下旬の様子。

 


8月下旬の様子。稲穂が垂れて大きく成長しました。

 

9月上旬、自分たちで探した石包丁を持って稲刈り体験へ・・・。

石包丁ではなかなかスッと切れず四苦八苦。それでも、少しずつ稲を刈り収穫していました。

 

収穫した稲の脱穀等を、昔ながらの手法で体験させてもらいました。

稲から籾(もみ)を取る『千歯扱き』。

 

『足踏み脱穀機』

初めて見る機会に興味津々な子どもたちでした。

白米になるまでには様々な工程があることを知り、子どもたちの「食」に対する意欲が一段と高まったのではないでしょうか。

園に帰り、次の日。

稲刈りをした体験から、お米が炊けるまでの行程も体験しました。

まずは米を研ぎます。

米の粒をつぶさないように優しくゆっくりと手を動かします。

羽釜に米と水を入れ、、、、。

さて、美味しく炊きあがったのでしょうか、、、。

真っ白なふかふかのご飯が炊きあがりました!

子どもたちは、待ち遠しかったようで大きな歓声を上げ「はよ、たべよ~!」と催促。

「めっちゃおいしい~」「こんなおいしいごはんはじめて~」と様々な声が聞こえてきて「おかわりー」といつも以上に食欲旺盛でした。

春から秋にかけて長い月日を経てようやく口にできるという今回の体験。毎日、何気なしに食べているものがこんなにも時間をかけて作られているという事を子どもたちは身をもって知ることができたと思います。

                                                         永本:記